Atelier Ran Nakamura

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松韻亭

建築・デザイン

先日、松韻亭を訪れました。豊田市美術館や土門拳美術館の設計で知られる建築家 谷口吉生さんの手がけた浜松城公園にあるお茶室です。

2月にお友達と訪れてから日が経ちませんが、今回は所属する建築士会主催にて、30年前の建築時、現場監督をされた水澤工務店の常務取締役の川嶋さんが解説をしてくださるという大変貴重な機会でした。

予定があり、前半のみの参加となりましたが、松韻亭の六角形の照明はお父様の谷口吉郎さんデザインのもので、それを息子の吉生さんが積極的に使われていたことや、川嶋さんは、豊田市美術館の茶室、また水澤工務店さんは吉田五十八・村野藤吾作品の施工を数多く手がけられていることや長スパンを飛ばす鴨居の技術・現代数寄屋の特徴などを、解説いただきました。

建築を見るとき、構想を練り、図面を描き、言葉を操る設計者につい意識が向きがちですが、美しさを実現するためには、高い技術で難しい施工を担当し、材料の見極めができる熟練の職人さんや工事関係者さんの存在が必ずあります。そういった工事をされる方からお話を伺う機会は意外と少ないように思います。日本を代表する錚々たる建築家の現場を担ってきたお立場でのお話を伺うことができたことは、とても貴重なことでした。

私は前職で担当させていただいた案件で、施工が水澤工務店さん、川嶋さんも現場打合せにお見えになられていたことがあり、大変懐かしくもありました。帰り際にご挨拶したところ、覚えていただいており。物腰はとても柔らかいのですが、ご経験に基づく要所勘所は必ず押さえる。そんなご様子はお変わりなく 20年近くぶりにお話させていただき、懐かしかったです。写真は12年前に訪れた松韻亭のアプローチの写真です。

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